VS 工場製オメガ シーマスター 215.92.46.22.01.001 セラミックケース 製造工程
本記事では VS 工場によるオメガ シーマスター 600 セラミックモデルのケース製造工程を解説します。セラミック素材自体は自然界に豊富に存在するものの、時計ケースへの加工には多大な難易度が伴います。セラミックは硬度が非常に高い素材のため、ケースの切削と研磨に高精度な加工技術が求められます。ここからシーマスター 600 セラミックケースの製造手順をご紹介いたします。


セラミック原料を 1 回目の高温焼成後、中間研磨を実施し、小型ナイフで余分な粉末を削り取ります。


2 回目の高温焼成を経るとケースの硬度が大幅に上昇し、刃物での切削が不可能になるため、ケース外装の微細研磨作業に移ります。通常金属の数倍の硬度を持ち、軽く叩くと澄んで心地よい金属音が鳴る特徴があります。


セラミックベゼルの製作工程
薄型のセラミックベゼルは焼成前の素地から成形し、焼成後に再度研磨を施すことでケースと隙間なくフィットする仕上がりに調整します。全体の製品歩留まりはわずか 40%と低水準で、傷、欠け、成形不良、部品欠損などが生じた製品はすべて不良品として廃棄されます。最後に手作業による仕上げ研磨を行い、正規品特有の質感を再現します。VS 工場では細かな部品一つひとつを職人が手研磨で仕上げており、工程の緻密さと高い人件費がうかがえます。

裏蓋の製造工程
高温焼成による成形、防水試験、サファイアクリスタルの圧着まで、すべてケースと完全に密着するよう調整する必要があります。30 気圧の水圧防水試験をクリアしており、水深 100 メートル以上の潜水に対応可能です。一見単純に見える尾錠も複数の細部部品で構成されており、すべて上記と同じセラミック製造工程で生産されています。本記事では VS 工場によるオメガ シーマスター 600 セラミックケースの加工工程を紹介し、セラミック時計の製造コストや技術的な難点を解説することで、セラミック時計製造への理解を深める内容となっています。






